2004年度 グッドデザイン賞
2004年 ディスプレイ産業優秀賞
2004年 インテリアプランニング優秀賞
2004年 ディスプレイデザイン優秀賞
2004年 JCDデザイン準大賞
2004年 第38回サインデザイン大賞
所 在 地 | 東京都中央区銀座7丁目 |
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コンセプト | フランスのブランド「LANVIN」は、創業者のジャンヌ・ランバンが1900年代、娘のために服をつくったことから始まった。街並みに映し出されるファサードは家族愛の温もりと、優しさを伝えている。 |
仕 様 | ハニカム構造の鋼板と採光を目的として、アクリルが一体となった面で、エントランスファサードが構成されている。日中は、アクリルを通して店内に陽光が注ぎ込み、夜は店内照明により光が街並みに放たれる。 |
特 長 | 鋼とアクリルの接合は熱膨張の差異を利用し「冷やし嵌め」という嵌め合い方式により締結されている。アクリル廻りの水密性能は、熱膨張により生じる円筒圧力の効果で保持している。 |
関連記事・そ の 他 | GA JAPAN vol.67掲載 / 新建築 第79巻3号掲載 |
1995年 日本建築学会賞
1995年 軽金属協会建築賞
所 在 地 | 宮城県気仙沼市 |
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コンセプト | 大航海時代、リアス海岸の港町に一人のスペイン人が寄航した。彼は遠い故郷のカタルーニャの港と同様に美しい良港であり人々も心豊かであると書き記している。 この港は、遠くの山の中腹にそびえ立っていた3本の巨木が案内をしてくれたと述べている。 この地方の人々の文化創造の道しるべとして、港町を一望できる場所に、近代美術館は建設された。 |
仕 様 | 鉄筋コンクリート造・一部鉄骨が基本ベースの構造仕様。 これに加え、日本の伝統的な漆喰を随処に使用し、また外装材としては飛行物体を彷彿させるようなアルミ合金を採用している。 |
特 長 | 建物自体が微妙に傾いていたり、曲面だったりして異色の外観を呈している。 正面のエントランスは、厚さ30ミリの鋼板で一部が大きく凹んでいる。山からのアークの力が、海まで通り抜けた時に生じた歪を表現している。 火炎と水により曲げ加工を行う造船技術により造られている。 |
関連記事・そ の 他 | GA JAPAN vol.08掲載 |
完成外観
完成内観
現場工事風景
工場製作風景
工場製作風景
所 在 地 | 東京都港区 |
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コンセプト | 広尾、六本木、そして麻布をつなぐ交差点脇に建てられたコマーシャルビルディング。約6坪程しかない、その場所には「空間」と「広告」が、一体化し新しい風景をつくり出している。 ファサードのガラスは竹模様のストラクチャーシールが貼られ涼しげな表情をしている。 |
仕 様 | 外装壁面 鉄板プレート t=9m/m |
特 長 | 間口11m、奥行き2.5mの狭い敷地条件のため現場での鉄骨の建て方を考慮して、ブロック工法を採用。構造体としての屋根、床、梁は工場で5分割にブロックを製作し一体化とした。道路全面の壁面は、造船技術によって緩やかな曲面形状とした。 このようにして製作された各ブロックは現場にて一体組立とされジョイン部は現場溶接を施工し、一体構造とした。 |
所 在 地 | 三重県桑名市 |
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コンセプト | お客様をプライベートにもてなすことのできる小部屋だけで構成されたヘアーサロン。 個室でありながら大空間となるように、アリの巣のような一続きの部屋をつくってグラデーションでつないでいる。 間仕切りを設定することで、座っているお客さんにとっては個室、立っているスタッフにとってはサービスの連携が取りやすいワンルームとなっている。 |
特 長 | 厚さ4.5mmの鉄板でできたフラットな天井を60φの柱で支える構造。 柱は、垂直力を負担する柱と、横力を負担する柱に分かれている。 天井は、鉄板に微妙に大きさの異なる3種類の穴を手作業で約5万個孔け、光のグラデーションによる蓮の葉のような模様を浮き上がらせた。 |
関連記事、その他 | GA JAPAN vol.79掲載 |